青森県ほたて流通振興協会

青森県ほたて流通振興協会

青森県の生産量

青森県の生産量

全国の生産量

昭和30年代にほたて貝養殖に取り組んだ陸奥湾では、40年代に採苗の量産化、養殖技術の開発等により急激に増産、昭和49年までには青森県が日本一でした。

しかし、広大な漁場を抱える北海道は、ほたて貝養殖や増殖(地まき)等に各地で取り組み増産が顕著になったことと、陸奥湾のへい死発生によっての減産により、昭和50年から北海道が一位となり現在に至っている。

陸奥湾の生産

陸奥湾の面積は約16.6ヘクタール(ほぼ大阪府と同じ広さ)で、湾中央部を除き沿岸一帯がほたて養殖漁場になっている。

陸奥湾では養殖秘術の開発等により昭和49年までは目覚しい生産増大を示したが、その後昭和50年に大量異常へい死が起こり生産が極端に減少、昭和60年までは生産量は低迷したが、この間適正養殖管理に漁業者一丸となって努力し、平成に入ってからはようやく安定生産体制になり、生産額で昭和58年に100億円を突破した。

平成21年4月「ホタテガイ適性養殖可能数量制度(TASC)を導入し生産の安定に取り組んだ矢先、平成22年夏の異常高水温により70%がへい死という、過去に例をみない被害を受けた。その後、県並びに漁業者は「異常高水温対策協議会」を設立、高水温に対する養殖技術等に取り組み努力したが、下表のとおり平成23~26年まで生産量が低迷、ようやく平成27年に平年以上の生産量に復活、浜には久しぶりに笑顔と活気が戻っております。今後も陸奥湾では安定した生産量に努力してまいります。

年度別陸奥湾の生産量グラフ

青森県漁連資料