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 従来の全国の生産は、北海道沿岸と陸奥湾に限られ、その生産量は、殆んどの年は、北海道が圧倒的に多かった。
 近年の生産は、陸奥湾で種苗の量産化、養殖技術が開発されたことにより、従来の海底漁場の平面的な利用に加えて、垂下養殖による海面の立体的利用を可能にした。このため、今まで三陸沿岸をはじめ、広く漁場を拡大するに至っている。全国の生産状況は、平成15年には約54万トンとなっている。


■年度別全国ほたてがい水揚げ実績表(H13~20)
年次 総数
(A)
北海道 青森県
(B)
B/A
(%)
岩手県 宮城県
H13 516,791 415,898 80,964 15.7 6,678 13,251
H14 569,135 451,514 94,528 16.7 8,542 14,551
H15 542,840 450,654 71,580 13.2 8,272 12,334
H16 501,578 387,049 95,119 19 7,413 11,997
H17 458,163 358,561 83,287 18.2 5,209 11,106
H18 474,210 388,801 65,450 13.8 6,927 13,032
H19 484,359 375,016 91,462 18.9 7,260 10,621
H20 531,190 433,617 77,815 14.7 7,127 12,631
(青森県漁連資料)
 
 陸奥湾の面積は約16.6万ヘクタール(ほぼ大阪府と同じ広さ)で湾中央部を除き、沿岸一帯がほたて漁場になっている。
 陸奥湾の生産は、昭和49年までは増養殖技術の開発で、目覚しい生産増大を示したが、その後昭和50年に大量異常へい死が起こり、生産量が減少した。しかし適正養殖管理の普及により昭和53年から再び増加をみせており、昭和58年からは、生産金額において100億円を突破していたが、平成7年には価格的にかなり安い中国産ほたての輸入が急増し生産者価格の下落により生産金額は100億を割り込んだ。平成8年から半成貝生産調整を行い「大型・良質貝づくり」を推進する事により平成9年に生産金額100億円を復活させている。
 平成15年には、春先の二度の大時化やポリドラの付着等による昭和50年以来の大量へい死となり半成貝、成貝共減産となった。半成貝は小型傾向であり、低価格となっており、成貝については、国内生産量増により、国内の流通相場は、過去最低水準で推移した。
 平成16年では、前年から一転、自然条件にも恵まれ、成長がよく、他産地の大幅減産等による、ほたて加工品の払底から原料需要も高まり、数量では過去最高の水揚げとなり、価格も好値で推移したが、平成18年度は、水温異常の影響を受けた成長の遅れによる重量減少、大型低気圧による一部大量へい死により、平成に入り2番目の大幅減産となった。さらに依然として輸出の不振、国内外の長引く景気の低迷などほたて産業を取り巻く環境は、厳しい状況下にある。

■陸奥湾の増養殖ほたて生産量推移
(青森県漁連資料)
 
 


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